寺西嘘治「君らは「メタモルフォーゼ」という言葉を知っとるかね？
これは生物学における変態を意味するものだ。こう言うと、痴漢や変質者のことと早とちりする馬鹿者がおる。まったく困ったものだが、もちろんそうではない。
甲殻類や軟体動物の形態が変化することなのだ。
我が社が一昔前と比べてものすごく変わったと言う者がおるが、それは当然であろうと私は言って聞かせておる。
だいたいだ、何の変化もなく平平凡凡と60歳まで勤めて安泰・・・そんな時代ではなかろう。
一昔前の我が社がまさにそうだった。それで呑気に過ごしておるうちに地獄の入口が目の前に迫ったのだ。それを、ここまで引き上げて世界企業になるまでに多くの血を流すことになったのは、それまでの経営者の責任以外の何物でもない。
彼らは、創始者や社員の前で頭を地面に擦り付けるぐらいしても許されん罪人だ。だから私は若い時から、彼らに指摘してきた。それで強い憤りを覚えておったのだよ。」
一見まともに聞こえますが、過去の寺西一族に意見を言うような人間ではないですよ基治なんぞは。
それに血を流すのを求めるのはあくまで社員や他社、取引先であって自分ではないのです。
考えもみて下さい。本当に血を流して経営者一族が責任を取るのであれば、片井が全貌を指摘しているように寺西系統が影響力をいまだに持つのは説得力に欠けます。
社員持株よりも多く、組合のことを無視する違法社長の寺西基治。頭を擦りつけででも土下座しなければならないのは基治も同じでしょう。
自分の黒すぎる違法的な言動や行動、数々の隠蔽などが影響して山一ハガネの黒さとやくざぶり。
そしてどうにもならない拡散を招きました。情報漏洩と手を広げ過ぎて下降体制に突入しているわけです。
血を真っ先に流すのは自分と言えるようでなければ完全にNGでしょう。最後の一兵になるまで突撃をしろという指揮官と同じです。
死ぬなら自分だけで勝手にどうぞと言うことです。こういうことを望んだり言うような社長や指揮官にまともな者は居ないのが世の常。
山一ハガネは以上のことから名古屋市緑区だけでなく日本の大恥と言えます。
ブレードだの世界だの抽象的なことや部分的なことで誤魔化しますが、決して関わる事の無いようにしたほうが正解です。