https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/interface/396807.html
USB 2.0まではキュー構造の管理や、実際にキューからエントリを取り出して転送を掛けたりする処理をベースドライバ(つまりホスト側のCPUだ)が行なうような実装を前提としていた。
ところがxHCIはちょうどDMAコントローラのように、ホストCPUは転送の命令を下すだけで、実際の処理はxHCIのハードウェアが行なってくれるようになった。
これだけでも大幅にCPU負荷が減る事になった。加えて3回目に説明した通り、USB 3.0ではAsynchronous notificationsと呼ばれる仕組みでポーリングの必要性を廃したため、
転送命令を出す頻度そのものも減っている。結果、USB 1.1/2.0では転送速度そのものは上がらなくてもCPU負荷は大幅に減る、USB 3.0では効率よく転送を行なえる仕組みが整ったことになる。