広島・鈴木誠也「見たことがない球」吉田輝星に参りました…選手&首脳陣13人の声
◆日本生命セ・パ交流戦 日本ハム2―1広島(12日・札幌ドーム)
広島が日本ハムに競り負けて、黄金ルーキー・吉田輝星投手(18)にプロ初勝利を献上。交流戦3カード連続の負け越しが決まり、2位・巨人と3位・阪神にいずれも1・5ゲーム差に迫られた。
移籍後初めて1番に入った長野久義外野手(34)は同点適時二塁打を含む4打数2安打1打点と奮闘したが、チームはその1得点のみ。この日もチームは5安打に終わり、交流戦8試合でいまだ2ケタ安打なし。交流戦のチーム打率は2割7厘に落ち込んだ。
◆広島ナインの吉田輝星評
長野「セットで球を長く持ったり、早く投げたりと、落ち着き方がルーキーっぽくなかった」
菊池涼「クセのあるカット気味の直球だった。初対戦なのでみんな構えてしまったというのがある」
バティスタ「(オール日本語で)良かった。真っすぐがちょっと伸びる」
鈴木「難しかった。指にかかったボールは見たことがない球。真っスラをイメージしたらスピンがかかった球が来て、スピンがかかった球をイメージしたら真っスラが来たり…」
西川「久しぶりに見ました、あんな直球のいい投手。(初回)初球の空振りで『速いな』と思った」
磯村「(手元で)伸びる、いい真っすぐを投げていた。僕の場合はカーブは狙い球ではなかった」
安部「ガンの数字以上にズドンと来るイメージ。球種も多く、うまくカーブやフォークも使っていた」
田中広「球速より速く感じた。いい投手だったと思う」
大瀬良「初回は緊張していたのかな。でも途中から彼らしい躍動感のある投球をしていたので、ウチの打線が打ちあぐねたのかな」
緒方監督「またあした切り替えてできたら。頑張ります」
高ヘッドコーチ「スピンの効いたいい真っすぐを投げていた。四球が絡んだ初回に点を入れていたら展開が変わっていた」
東出打撃コーチ「初見の投手が苦手な打者が多い。特に西川。そこが課題」
迎打撃コーチ「初回の攻撃が全て。(1死満塁で西川は)三振することはあるけど、2球目を見逃して真っすぐ3球で三振はね。内野が下がっていたので、前に飛ばしてくれていたら…」