「指ポキ」は指が太くなる!首や腰などの関節を鳴らすと命の ...
ポキという気泡音は衝撃波となり、周りの軟骨、骨、靭帯を微細に破壊(炎症)する。指では同一関節を1日10回程度、1ヶ月続て指を鳴らすと、炎症をおこし関節が太くなってくる。
◆では、関節を鳴らすことで、体にダメージはないのでしょうか。米国の50~89歳の約200人を対象とした研究では、指を鳴らす人とそうでない人の関節炎の発症率がほぼ同じという結果が出ています。たまに骨を鳴らす程度なら、あまり神経質にならなくてもよいでしょう。
◆ただし、頻繁に繰り返している場合は注意が必要です。関節に余分な負担をかけていることで、ダメージがないとは限りません。関節を鳴らした後、痛みや腫れを伴う、「ゴキッ」「ギシギシ」などと変な音がするときは、整形外科で診てもらいましょう。
◆特に首を鳴らすことは避けてください。首は生命維持と身体機能のコントロールに欠かせない脊髄の通り道になっています。首をむやみに鳴らすと、頸椎がダメージを受けかねません。手足の麻痺やときには生命の危険につながる可能性もあるのです。不適切なマッサージなどで、頸椎を損傷する場合もあります。