Zeebra
@zeebrathedaddy
久々にBob Marleyのドキュメンタリーを2本続けて観た。そこで思った事。
ヒップホップは音楽としてこの50年間常に進化してる。それはとても大切な事で、何故なら進化が止まればそれは過去の物になるから。俺はサンプリング全盛期の前から好きだから、打ち込みであろうとサンプルであろうと、Freshだなと思ったら自然と身体が動く。
ただ、何故現在のヒップホップを認めたがらない人が未だに居るのか。それは「レベルミュージックとしての側面が足りないと感じる」と言うのが一つの理由だと思う。
ヒップホップなんて少数しか聴かなかった時代、ヒップホップである事はある意味社会への反逆だった。だからこそその存在意義を歌に込めたし、社会との関わりを意識した。
ジャマイカで掛かるラジオやレコードでCurtis MayfieldやJames Brownを聴いていたBob。そのジャマイカで産まれたレゲエのサウンドシステムの文化を下地に出来たヒップホップ。
俺がラッパーとして憧れたKRS-Oneが自身に影響を与えたレゲエや、時折鼻歌で差し込むビートルズの存在は一体何なのか。時代を遡って聴いてみた結果、一人の人間として、ただヒップホップだけを聴くよりどれだけ影響を受けたか。それがやがて生き様になるし、言霊になる。
ヒップホップは現在世界で最も影響力の大きい「売れる」ジャンルになったらしい。大きくなった事でそこまで躍起になる必要は無くなったし、例えば昔はロックのフィールドだった自殺など、我々のフィールドには無かったテーマまで範疇になった。それはそれで嬉しい事だ。
だけど、音楽が持つパワーをもっともっと知って欲しい。
我々には「音」と「言葉」がある。両方共に進化出来れば無敵だよ。
午前0:55 · 2024年3月23日
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