男性のおよそ20人に1人、女性の500人に1人の割合であらわれ、今の医学で治療することは出来ません。
「(早めに)知っておけば良かったかな。就職活動中に、うろたえることはなかっただろうな。自分が色覚異常と分かってから振り返ると、黒板に書いてある赤いチョークの文字が読めなかった。見えないので(ノートに)書いていませんでした。席が隣の人に聞くとか、赤い所はなんて書いてあるのと。視力が悪いせいで見えていなかったとずっと思っていた」(武智研吾さん)
色覚検査は2003年に、小学校で義務ではなくなりました。それは検査が差別を助長するなどとされたからです。
「平成15年度(2003年度)から色覚検査は任意だが、実際にはほとんど行われていない」(東京女子医科大学 中村かおる 非常勤講師)