アンパンマンは1968年に童話として生まれた。以来20年、ずっとずっと長い間、
地味に一部の絵本好きやその子供だけが評価するだけの作品だった。
それが1988年、突然アニメ化された。原作者やなせたかしは喜びに包まれる一方、
やなせは1919年の生まれで、その時すでに69歳。
「ぼくの作品が認められて嬉しい」「これから動くアンパンマンに会えるのが楽しみ」
「これから、もっともっと多くの子供たちに愛されてゆくと期待しています」
だけど残念なことがひとつあります、と、やなせは続けた。
「ぼくはもう70近いおじいちゃん。今アンパンマンを見た子供たちが、
アンパンマンから勇気をもらってどんな大人になるのか、ぼくは恐らく見れないでしょう」
アンパンマンで育った子供たちはどんな大人になるのか、やなせは自分の年齢を恨んだ。
…それから24年。93歳となったやなせたかしはまだまだ意気軒昂、作品作りに取材にと
日本中を飛び回っている。彼はこのスレを見るだろうか。
やなせさん、アンパンマンを見てそだった子供たちは、このスレにいる人たちですよ!(^O^)/