https://www.nintendo.co.jp/ir/library/events/141030qa/03.html
「自分が遊びたいと思うコンテンツがどういう頻度で出てきて、自分が何かに飽きたら次に遊ぶものが目の前にあって、それを遊ぶことは自分にとって良いことだと感じていただけるのかどうか」
がポイントだと私たちは思っていますので、
単純にコンテンツの数を増やすとか、1タイトル当たりの開発費を削減するということが一概に必ず良いことだとは私は考えていません。
と申しますのも、1タイトル当たりのコンテンツ開発にかかる費用を単純に削減していきますと、一つひとつのものの魅力がなくなっていって、長期的に売れなくなるからです。
「プラットフォームの稼働の維持」が大事だと思っています。みなさんもそうではないかと思うのですが、
ゲーム機を触り続けている時には、次のゲームソフトが目に入りやすく、次のソフトを買っていただきやすい状況になるのですが、
いったん自身の生活のサイクルの中からゲーム機が離れてしまうと、ゲーム機やゲームプレイに興味が行かなくなり、
結果的に次のものを手に取るチャンスが大幅に減ってしまうんですね。
ですから、過去にうまくいかなかった当社のプラットフォームは、ことごとく稼働の維持に失敗していて、
逆に、うまくいったプラットフォームは、ソフトがたくさんあったからそうなれたのではなく、ソフトが多数揃ったのはプラットフォームビジネスがうまく回った結果として揃ったのであって、
実は稼働の維持ができていたかどうかがポイントだったと思っています。その観点から、
「稼働の維持をどうやって実現するかということの方によりフォーカスをした運営をしたい」ということを先に申しあげておけば良かったと思いましたので、最後に補足させていただきます。