【富田林】“逃走容疑者に似ている”とパトカーに追跡されてた高校生が事故 死亡
大阪の警察署から容疑者の男が逃走している事件。30日夜、大阪市内で、よく似た男がいたとの通報を受けパトカーが追跡していたオートバイがバス停に突っ込む事故を起こしました。オートバイを運転していたのは、逃走中の容疑者ではなく17歳の高校生でまもなく死亡しました。
警察によりますと、30日夜9時20分ごろ、大阪の富田林警察署から逃走した樋田淳也容疑者に似た男がオートバイに乗っていたという通報を受けてパトカーが、大阪・港区弁天の路上で、黒いオートバイを見つけ、追跡を始めました。
オートバイは信号無視や、一方通行の道路を逆走し逃走したためパトカーは樋田容疑者の可能性があるとみてサイレンを鳴らして追跡したところ、オートバイはおよそ1.6キロ離れた大阪・西区安治川でバス停に突っ込む事故を起こしたということです。
警察が調べたところ、オートバイを運転していたのは、逃走中の樋田容疑者ではなく、大阪府内に住む17歳の男子高校生でした。
高校生は、病院に運ばれましたが、頭などを強く打ち死亡しました。
警察によりますと、高校生は無免許だったということです。
パトカーが所属する港警察署の新谷欣尚副署長は「追跡行為は適正であったと考えているが、追跡された方が亡くなられたことは大変残念でお気の毒に存じます」とコメントしています。