>>714の作品紹介がホビガに来てた
幾度でも、ワタシは愛故に殺される。
各界の令嬢令息が通う、瑞樹幼稚舎。
その中でも影響力を持つのは、保泉家、辻家、高円寺家、市松家の四家。
彼らは家族ぐるみで仲が良く、親同士も幼馴染の関係だった。
十五年前――そんな瑞樹幼稚舎で大事故が起きる。
奇跡的に生き残った児童は、主人公だけ。
遺された遺族は心に傷を負い、次第に精神を蝕まれていった。
壊れていく妻たちを見ていた夫たちは思った。
「愛を注ぐ対象を迎え入れよう」と。
ほどなくして、それぞれの家には養子が迎えいれられた。
引き取られた彼らには、唯一生還した主人公の世界が彩られるようにと、
新しい名が与えられた。
かくして彼女の世界は優しく彩られ、
幸福の内に終わると、
誰もが信じていたが……。
誰かが言った。
――「集められた理由から既におかしかったんだ。
おかしくなるのは、むしろ自然だろう?」
誰かが問うた。
――「知ってるか?
俺たちの色が混ざると、どんどん暗い色になっていくんだ。
みんなに犯されたお前は、もう白くはなれないんだよ」
誰かが嘆いた。
――「こんなこと、許されないと知ってる」
誰かが笑った。
――「さて、今日も染めてあげよう。
心配しないで、おかしくなっても愛してるよ」
誰かが呟いた。――「もう殺すしかない」と。
***
Operetta Treが贈る、『耳で感じる乙女ゲーム』シリーズ最新作!
愛憎が引き起こした一つの事件が、別視点、そして別の未来で語られる
――全四部作の第一弾。
【シナリオ】松竹梅
【原画】和田ベコ
誰が私を殺したのか~青慈の場合~
【発売予定日】8/31
【キャスト】切木Lee
誰が私を殺したのか~黄一の場合~
【発売予定日】9/29
【キャスト】我武 テツ