『水上バイクから振り落とされた後、衝撃やウオータージェット推進装置から噴き出した水が肛門から体内に入って内臓を傷つける死傷事故が昨夏、関西で相次いだ。国土交通省の運輸安全委員会はうち2件について調査結果をまとめ、注意を喚起している。』
水上オートバイ リブは、船長が1人で乗り組み、同乗者2人を座席後方に乗せ、松江海水浴場沖を遊走中、スロットルを一杯に引いて加速を始めたところ、直後に最後尾に座っていた同乗者1人が落水した。落水した同乗者は、落水した際の衝撃、ウォータージェット推進装置の噴流などにより体腔内に水が入り、内臓を損傷して死亡した可能性がある。』
『7月23日午後、大阪府阪南市箱作の箱作海水浴場(愛称・ピチピチビーチ)の沖合で、自営業の男性(48)が操縦する水上バイクの後方に2人が乗っていた。男性が沖合から砂浜に向けて発進したところ、反動でバランスを失った同乗の2人が落水。最後尾に乗っていた大阪市の女性保育士(24)の体内に噴射される水が入って内臓などに損傷を負った。女性は約一カ月半の入院生活を送る重傷だった。』