佐野 研二郎 (著) 伝わらなければデザインじゃない 単行本 – 2015/12/1
内容紹介
アートディレクターの佐野研二郎氏は、博報堂時代から日産、本田、KDDIなどナショナルクライアントの広告を手がけ、広告のあらゆる賞を受賞し、若手の代表格として広告デザイン界ではずは抜けた才能を見せつけていた。日光江戸村「にゃんまげ」、TBS「ブーブくん」などキャラクーターデザインでも話題を呼び、目立つ、ユーモラス、スピーディーなど氏の持つデザインコンセプトは高く評価されていた。
2008年に独立しMR.DESIGN(ミスターデザイン)を設立。その後も資生堂「ザ・コラーゲン」、KDDI「LISMO! (リスモ)」、サントリー「BOSS」などでさらに高いステージでの仕事をこなし、今年、広告の最高峰の賞、ADC賞を受賞した。2005年に当社より『WORKSHOP』を発行したが、当時よりさらに実力と人気が高まった氏の書籍を企画する。氏のデザインの持論として、デザインはどんなにかっこ良くても、伝達能力がなければ何も意味をなさないというロジックがある。それはどの作品にも盛り込まれたコンセプトで、プロのデザイナーだけでなくグラフィックデザイナーを目指す美術系の学生にも学ぶべき物がある。氏の数多くの成功例の制作プロセスを解説し、そこに盛り込まれた独自のデザイン論を披露する。
著者について
佐野 研二郎:1972年東京生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。広告代理店、博報堂を経て、2008年独立し、MR.DESIGNを設立。2004年ニューヨークADC2004国際審査員。 2005年TIMES ASIA ADVERTISING FESTIVAL(台湾)国際審査員。 2009年ニューヨークフェスティバル 国際審査員。東京アートディレクターズクラブ(ADC)会員、 日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)会員、 東京タイプディレクターズクラブ(TDC)会員。主な作品、『ニャンまげ』(日光江戸村)『資生堂 ザ・コラーゲン』(資生堂)『TBSキャラクター ブーブくん』(TBS)『LISMO!』(KDDI)など多数。著書に『佐野研二郎のWORKSHOP』(誠文堂新光社)『今すぐ始める 思考のダイエット』(マガジンハウス)『Graphic』(六耀社)がある。