オイル美容について語ろう!
オイル美容について語ろう!
美容オイルの役割
保湿のために、化粧水をたっぷり使っている方は多いと思いますが、
実はそれだけでは、十分な保湿とは言えないのです。
肌は角質細胞という細胞が並ぶことで構成されていて、
その細胞の隙間を埋めている細胞間脂質と呼ばれる脂質があります。
角質細胞を守る役割を持っているため、細胞間脂質がもろい状態では、
保湿をしてもすぐに水分は蒸発してしまいます。
細胞間脂質は油分と相性が良いので、美容オイルを与えると
細胞間脂質の隅々までなじんでいきます。
すると細胞に潤いのバリアを張り、肌の状態をキープすることができます。
オイルには細胞間脂質の乱れを抑える効果もありますので、
乾燥肌の方はもちろんのこと、オイリー肌の方が使えば、
余計な過剰な皮脂の分泌を抑えることができて、肌質が改善される場合もあります。
<ホホバオイル>
ホホバオイルの中には、ワックスエステルという成分が含まれていますが、
これは肌の角質層にも含まれている成分なので、なじみが良いのが特徴です。
オイル特有のべたつき感が少なく、さらっとしているので、
マッサージを行うときにも適しています。
<アルガンオイル>
ホホバオイルよりも少し重めのテクスチャーですが、
ビタミンEが豊富に含まれているので、体の酸化作用から守ることがで、
シワやシミのできにくい、若々しい肌をつくります。
<椿オイル>
椿の実からとれる油。酸化しにくいオレイン酸を多く含んでいる特徴があります。
日本でも古くから親しまれ、スキンケアだけでなく、
ヘアケアとしても使える優れたオイルです。
<マカダミアナッツオイル>
お肌への浸透率が高く、しっとりとなじみやすいことで人気があります。
老化防止をサポートするパルミトレイン酸を多く含み、
エイジングケアに良いと注目されています。
<ヘンプオイル(麻の実オイル)>
ヘンプオイルは麻の実から低温圧搾法で抽出したオイルで、
その特徴は80%という必須脂肪酸の比率の高さです。
必須脂肪酸は、人が体内で作ることができない健康で美しい肌づくりに重要な油分で、
ほとんどの植物油に含まれていますが、この大切な成分を植物オイルの中で
最も多く含んでいるのがヘンプオイルです。加えてヘンプオイルには血行を促進し、
新陳代謝を活発にするαリノレン酸が20%も含まれており、
かつ希少なγリノレン酸も含んでいます。
γリノレン酸はインナーコスメともいわれ、角質層のバリア機能修復や表皮細胞の機能を
活発にする働きを持つといわれています。γリノレン酸は月見草オイルなどにも含まれていますが、
リノール酸、αリノレン酸とともに含まれている植物オイルはヘンプオイルだけです。
この特性により、肌を柔らかく保ち、ツヤと潤いのある肌づくりに役立つといわれています。
<グレープシードオイル(ブドウ種子油)>
イタリア、チリ、オーストラリアなどで栽培される、ぶどうの実の種子から搾り取られるオイルで、
クレンジング剤、クリーム・乳液などにもよく利用されるオイルです。さっぱりした使用感とくせのなさと伸びのよさ、そしてアレルギー性が低いため人気のある植物オイルです。
薄金色~緑色などで、サラっとした感触で、ほぼ無臭です。
リノール酸、ポリフェノール、ビタミンEなどの抗酸化物質を豊富に含むことから、
肌の酸化を防ぐ、つまり老化対策に効果が期待できます。
しかし、抗酸化物質が豊富な割に、他の植物オイルに比べて未精製に近いオイルなので、
酸化しやすい性質があります。
美容成分や栄養分はそれほど高くありませんが、
その軽い感触とリーズナブルな価格を活かして、
高栄養価で重めの感触の植物オイルとブレンドして、伸びをよくするのにもよく使用されます。
<イブニングプリムローズオイル(月見草油)>
イブニングプリムローズオイルには、月見草の種子から抽出されるオイルで、
植物には珍しいγ-リノレン酸が約10%含まれています。
γ-リノレン酸は、新陳代謝を活発にして免疫力を向上させ、
アトピー性皮膚炎やアレルギー反応を鎮めて、老化肌やひび割れなど肌荒れを
滑らかにする効果が期待できます。
また、女性ホルモンのバランスを間接的に調整する働きがあり、
PMS(月経前緊張症)、月経痛、更年期障害などにも有効ということから、
サプリメントの成分としても用いられています。
ほかにもリノール酸を60~70%と多く含み、肌に潤いと栄養分をもたらす保湿効果に優れることから、
マッサージオイルとしても人気があります。
やや粘性がありますが、十分に伸びの良いオイルです。
<オリーブオイル>
食用としてはすでにおなじみのオリーブオイルですが、
オレイン酸が約70~85%と豊富で、ビタミンA、Eも含まれており、
老化肌や乾燥肌の改善、シワやシミの予防に適していることから、
クレンジング剤をはじめとする多くのスキンケア用品の成分として用いられています。
抗炎症作用もあり、筋肉をほぐして痛みや疲労を緩和する作用があることから、
古くからマッサージ用のトリートメントオイルとして使われていますが、
香りが強く、粘性が高く重い感じがするため、
ほかのキャリアオイルとブレンドすると使いやすくなります。
オリーブオイルには、いくつかのグレードがあり、それぞれ香りや成分が若干異なります。
スキンケアには。エキストラ・バージン(一番絞り)が適しています。
<ローズヒップオイル>
バラの実から抽出した赤いオイルで、赤色はカロチノイド(抗酸化成分)によるもの。
必須脂肪酸であるリノール酸やα-リノレン酸を豊富に含み、肌にハリと潤いを与え、
皮膚の代謝を促すのでシワの予防、シミや老化肌の改善、
またビタミンによる美白効果など、エイジングケア用の美容オイルとして人気があります。
また、抗炎症作用があるため、ニキビや傷ついた肌の改善なども期待出来ます。
やや粘度が高く、肌触りもドロッとしており、独特の香りがあるので、気になる場合は、他のキャリアオイルとブレンドして使うとよいでしょう。酸化しにくいホホバオイルなどをブレンドすると、長く使えるようになります。非常に酸化しやすいため、開封後は冷蔵庫で保存し、1ヶ月を目安に使い切りましょう。
<スイートアーモンドオイル>
肌への浸透性がよく、皮膚の柔軟剤として化粧品や医薬品に利用される定番のオイル。
ビターとスイートの2種があります。
スイートアーモンドオイルの歴史は古く、古代ギリシャからトリートメントオイルとして
使われていました。植物の中でももっともビタミンEが含まれており、
肌を柔らかくする作用があります。また、保湿作用、抗炎症作用も期待できます。
粘性があり、ゆっくりと浸透して作用は穏やかなので、
敏感肌や乳幼児にも安心して使えるオイルです。
セルフブレンドの材料としても人気です。
<セントジョーンズワートオイル>
セイヨウオトギリソウの花とつぼみを植物油に漬け込んで、日光に照らした後、
ろ過して作られる浸出油です。セイヨウオトギリソウは、傷ややけど、
打撲の治療のための湿布薬として、古くから利用されていました。
最近では、抗うつ作用があることが分かり、サプリメントがうつ病の処方薬となっています。
オイルの赤色は、オトギリソウに含まれている有効成分であるペリシンです。
鎮痛作用があり、打撲、捻挫、腰痛、神経痛、関節痛、リマウチなどの様々な痛みの緩和に有効です。
また、アカデミアナッツオイルとブレンドすると相乗効果が期待でき、
筋肉痛に効果があります。
<マカデミアナッツオイル>
肌の老化に大きく関係しているといわれているパルトミン酸は、
30歳を過ぎると加齢と共に皮脂から失われていき、老化の原因の一つといわれています。
マカデミアナッツオイルには、ヘーゼルナッツ油と同じく、パルトミン酸が20%以上と多く含まれています。
また、ビタミンも豊富なため、皮膚の若返りを助けるオイルとして人気があるキャリアオイルです。
皮膚への浸透力も高く、その浸透力は「消えてなくなるオイル」といわれるほど高く、
乾燥肌のスキンケアに適したオイルの一つです。
酸化しやすいリノール酸が1~4%と非常に少ないため、酸化しにくく、
長期の保存ができるのもポイントです。
<スクワラン>
人の体内から分泌されるスクワランと同質の物質スクワレンは
深海ザメの肝臓から採れる天然の成分で、このスクワレンを精製したものがスクワランです。
インド洋のモルディブ諸島の深度1,000m前後に棲息している深海ザメのスクワランが最高級といわれています。
他にもスクワレンはオリーブ油、コーン油、ベニバナ油などの植物成分や
獣、鳥、魚肉にも微量ながら含まれており、「植物性スクワラン」は、
これらの植物から採られています。スクワランには、
肌を保湿する、肌の角質が硬くなるのを防ぎ、古い角質をはがす、
皮膚呼吸を促し、新陳代謝を活発にする、殺菌作用でニキビを予防する、
ほかの成分の浸透を助ける、免疫力を高めたり、身体の中で有害な過酸化脂質ができるのを防ぐ、
などさまざまな効果があります。
また、スクワランには酸素が含まれているため、皮膚に塗っても、皮膚呼吸を妨げることがないので、安心して使うことができます。
スクワランは、私たちの体内からお肌を保護するために分泌され、表皮部分を覆っているいわば”天然クリーム”ですが、
これは18歳前後をピークに徐々に減少していきます。お肌が年齢とともに乾燥しがちになってくるのはこのためで、
1秒間に2mmといわれているほど皮膚への浸透作用が高いスクワランの塗布は、表皮に潤いを補うのに役立ちます。
<馬油>
馬油は食用の馬肉から取れる動物性の美容オイルです。
キャリアオイルとしてはあまり使われませんが、馬油の美容オイルとしての歴史は長く、
その油脂成分が人間の皮脂に非常に近いこと、浸透性の高さで、
美容効果はもちろんのこと、馬油が広まった理由として、
殺菌、炎症をしずめ熱を取り去る作用から、やけどの薬として優秀だったからともいわれています。
また馬油の不和脂肪酸の中には、オレイン酸や、
ローズヒップオイルに多く含まれるα-リノレン酸を約20%含んでいます。
動物性油脂でありながら、飽和脂肪酸が少なく不和脂肪酸が多いという、
とても珍しいオイルです。
香りはほとんどなく、涼しい場所で1年位の保存が可能です。
豊富な有効成分と血行促進効果で、乾燥肌対策やエイジングケアに効果が期待できます。
単品でも、手持ちの化粧品と混ぜても使用可能で、妊娠線予防にも使えます。
オイルの使い方
クレンジング
通常のオイルクレンジングと同じで、オイルを通常のオイルクレンジングと同量手に取り、
指で優しくメイクと馴染ませていきます。
天然の植物オイルの場合、通常のクレンジング剤とは違い
乳化剤が含まれていないので、蒸しタオルで拭き取るか、
こすらず優しくティッシュオフするか、そのまま石けんで洗い流してから洗顔して下さい。
リップやアイメイクなどのポイントメイクもオイルで落とすことができます。
クレンジングに適した美容オイルは、ホホバ、ヘンプ、オリーブ、
グレープシード、スィートアーモンドオイルなど。
また、ローズヒップオイルを1/3程度ブレンドするのも、美白効果も期待できおすすめです。
毎日のスキンケアの最後に
乳液、クリームなど、スキンケアの最後に1、2滴のオイルを塗るだけで。
保湿効果を高め、肌のバリア機能を整えることができます。
オイリー肌の方の中には、「油分の多いものは、ますます肌がべたつきそうで怖い」といって、
化粧水しか使わない方も多いのですが、そんな方でも、
化粧水のあとにオイルを1滴使うだけで、肌の保湿力が持続するため、
過剰な皮脂をおさえることができます。
植物系ならホホバ、ヘンプ、アルガン、ローズヒップ動物系ならスクワランなど、
扱いやすく美容効果の高いオイルがおすすめです。
化粧水の後のクリーム、美容液代わりに
洗顔後、化粧水の後にオイルを1~2滴手に取り、なじませます。
最初は、ホホバ、ヘンプ、スィートアーモンド、アルガン、マカダミアナッツオイル、
スクワランなどのさっぱりめの浸透しやすいオイルが使いやすいでしょう。
これはいわば、化粧水の後の「油分のフタ」としての使用法ですが、
保湿力に物足りなさを感じる場合は、肌に残る感触が重めの美容オイルや、
ローズヒップなどの美容成分の豊富なオイルを、美容液として使うのも効果的でしょう。
ボディケアに
ボディの乾燥が気になる部分や、ボディ全体になじませます。
入浴後が美容オイルが馴染みやすいのでベストです。
フェイスと同じようなシンプルな美容オイルが合いますが、
美白効果のあるローズヒップなどを使うのも効果的です。
筋肉痛などがある場合は、セントジョーンズワートオイルとマカダミアナッツオイルを
ブレンドするとよいでしょう。ホホバオイルなど、浸透力が非常に高いオイルは、
すぐに肌に吸収され、大量に必要となるので、
コスト的にはボディマッサージには不向きかもしれません。
ヘアケアに
洗髪後、洗い流さないトリートメントとして
毛先につける場合、そのままタオルをしばらく巻いておくと更に効果的です。
スタイリング剤としても使用出来ます。
椿油、オリーブ、ヒマワリオイルなどのオレイン酸が豊富なオイルが使いやすく、
お値段も手頃なのでおすすめです。
ホホバオイルやヘンプオイルは、頭皮ケアにも効果が期待出来ます。
シャンプー前に頭皮になじませ、指の腹でマッサージして下さい。
ハンドケア・ネイルケアに
ほとんどのオイルが爪や甘皮のケアに使えます。
適量を塗りこむことで、感想を防ぐことに役立ちます。
ホホバやヘンプなど、あまりべとつきのないオイルが適しているでしょう。
ブースターとして
乾燥した肌はゴワつき硬くなっています。化粧水を塗っても充分に
浸透しないと感じるときは、化粧水を使う前にまず、
植物オイルや油分を含んだスキンケアアイテムで肌を柔らかくほぐし、
化粧水が浸透しやすい状態へと整えましょう。
クレンジングや洗顔の後、まずオイルを1~2滴なじませ、
5分ほど置いてから化粧水をつけると、浸透力がアップします。
あるいは洗顔後すぐに乳液をコットンに含ませて拭き取り、なじませるのもよいでしょう。
乳液に含まれる油分が肌を柔らかくほぐし、その後の化粧水や美容液の浸透を高めてくれます。
植物オイルなら、ホホバ、ヘンプ、ローズヒップ、アルガン、マカダミアなど、
さらっとして浸透力の高いオイルがおすすめです。
疲れた肌への栄養補給に
肌が疲れていると感じるときも、洗顔の後、すぐにオイルをなじませましょう。
オイルはいわばピュアな美容成分が濃縮された栄養の塊。
特に美容成分がたっぷり入った上質で浸透性の高いオイルは
肌に弾力と柔らかさを取り戻し、その後の美容アイテムの効果を高めてくれます。
バスタイムにオイルパック
クレンジングの後、素肌にオイルをたっぷり塗って、湯船へ入り、
約10分間そのままに。オイルが毛穴の汚れ残りや、
こびりついた古い角質をふやかして、すっきりと浮かし落としてくれます。
しかも、肌内にオイルが浸透することで、弾力のある柔らかい肌になるという効果も
期待出来ます。ホホバ、ヘンプ、ローズヒップ、スクワラン、馬油など、
美容効果の高いオイルがおすすめです。
手持ちのスキンケア用品やファンデーションに混ぜて
オイルを直接肌に乗せることに抵抗があれば、化粧水や乳液に混ぜて使っても、
肌への浸透力を高め、保湿力アップにつながるのでいいでしょう。
リキッドファンデーションに1滴のオイルを混ぜれば、化粧のもちがよくなり、
化粧直しの際に使うミストに混ぜれば。化粧くずれを防ぎます。
ただし、天然の植物オイルの中には、混ぜると自らの浸透力の高さのため、
化粧品の中に配合されている化学成分の浸透も高めてしまい、
それが肌トラブルを引き起こすことがあります。
手持ちの化粧品に天然オイルを混ぜて使用する場合は、
まずパッチテストを行うことをおすすめします。
肌質別おすすめオイル
オイリー肌(肌のべたつき、化粧崩れ、毛穴の開き・黒ずみが気になるタイプ)
肌の皮脂が過剰に分泌されている状態なので、
角質層にまで潤いを与えて、皮脂の分泌を整える必要があります。
おすすめオイルは、さらっとした使い心地で浸透力が高い、
ホホバオイル、植物系スクワランオイル、グレープシードオイル
エイジング肌(年齢を重ねて、シワ・シミ・くすみ・たるみなどが気になるタイプ)
角質層に潤いと栄養を与え、肌のターンオーバー周期を整える必要があります。
おすすめオイルは、角質間脂質の主な成分であるセラミドの中でも、
バリア機能も持つリノール酸が豊富で浸透力の高い、
ゴールデンホホバオイル、ヘンプオイル、オリーブオイル、アルガンオイル
敏感肌(外部からの刺激に弱くなっているタイプ)
角質の水分保持機能を高め、かつ表皮の皮脂膜の潤いも補う必要があります。
おすすめオイルは、低刺激で、浸透力が高く、皮脂に含まれるパルミトレイン酸を含む
マカダミアナッツオイル、角質のバリア修復機能をもつγリノレン酸を含むヘンプオイル、
表皮の皮脂膜に不足しているスクワランを補う、スクワランオイル、
植物性スクワランオイル
乾燥肌(カサカサ、つっぱり、小ジワ、粉ふきが気になるタイプ)
表皮の皮脂膜にそもそも存在するスクワランとエステルを補うことが必要です。
おすすめオイルは、ワックスエステルであるホホバオイル、スクワランオイル
無印のオイルが大容量でうれしい
クレンジングにオリーブオイル使ってる
オイルでくるくる→濡れタオルでぬぐう→洗顔
洗顔後につっぱらなくてしっとりもちもちする
毛穴も少し良くなった気がする
テンプレにマカデミアナッツオイルが二つあるけどいいの?
>>16
ただのミスです。ごめんなさい。
マカデミアのナッツ臭は単体だと美味しそうでいいけど精油や他のオイルと混ぜると微妙なんだよね
>>17
あ、いえいえ
スレ立てありがとうございます