社会
慶大教授も多額の申告修正
慶応大学の村井純教授(46)=コンピューターコミュニケーション=が、米シスコシステムズのストックオプションで得た1999年分の所得について、東京国税局が多額の申告漏れを指摘し、1億円以上を追徴課税していたことが25日分かった。
関係者によると、村井教授は米シスコシステムズ社で講演した際、謝礼として現金の代わりにストックオプションで同社株を取得。99年末、同教授はストックオプションの期限が来たため、権利を行使し、多額の所得を得た。
同教授は昨年、この所得について税額の少ない一時所得として申告したが、国税当局が申告漏れを指摘。同教授はすでに修正申告に応じたという。
村井純教授の話 講演料は50万円ぐらいだったと思う。株をもらった時、シスコ株は安かったが、権利行使の時には130ドルぐらいに上がっていた。いったん税金を納めたが、今年になって税理士が税務署から問題を指摘され1億円以上を納めた。