●唐辛子栽培の基本
トウガラシはピーマン、ししとうなどと同じ仲間の為、育成方法や注意点などはほぼ同じ。
水はけの良い土に植え、一番花が咲いたらすぐ下の枝二本を残して脇芽を詰むと株が大きく育ちます。
逆に放任するとコンパクトになるのでその辺りが栽培状況に応じて選べばOK。
また根張りが浅いので倒れないようかならず支柱で支えるようにします。
怠るとちょっと強い風が吹いただけで根本から抜けたり、鉢が転倒します。
改良品種ははかなり丈夫になっていますが海外産や島唐辛子などは
病気・ウィルスなどにやられやすいので幼苗期は特に注意が必要。
喫煙者が手を洗わずに触ったりするのもヤバいです。
過保護な状況(肥料ヤリ過ぎ・水の与え過ぎ等)が障害を起こすことも多いので
基本的には放置気味に栽培しますが、肥料不足も悪影響を及ぼすので状態を観察しながら育てます。
●種まき
島唐辛子など一部の品種を除き、発芽には出来るだけ暖かい環境が有効です。
ハバネロを含む一般種の場合には30℃前後で数日~、
島唐辛子の場合には25~28℃で16時間、20℃程度で8時間と変温管理することで発芽を促します。
屋外で直まきの際は地温が低いと発芽が遅れるので、
早い時期に蒔きたいときには室内で発芽させた方が無難なようです。
ハバネロ・ジョロキアの発芽は比較的容易です。高めの温度(30℃~35℃)を維持すると
早くて2日程度で芽が出ることも。冷蔵庫の上、パソコンのハブやルーターなどの
廃熱を利用してあげると余計な手間が押さえられます。発芽用土やパレットを
プラケースなどに入れ、霧吹きで水分を保ちつつ穴を空けたラップをかけてセット。
熱くなりすぎないように気をつけて管理します。
大きめのタッパに入れて、床面の3,4分の1程度を保温するとちょうど良い感じ。