>5️⃣ 「反社会的投機」をどう評価するか(制度的観点)
>ここは重要なポイントです。
>◆ 現行国際金融秩序では
>円キャリー・トレードは:
>違法ではない
>規制対象でもない
>「裁定取引」として正当化されている
>つまり
>👉 制度上は「反社会的」ではなく「市場行動」
>◆ しかし問題は
>実需(貿易・物価)を無視した為替変動
>中央銀行の金融政策を無力化
>一国のインフレ・デフレを輸出入
>というマクロ外部不経済を生んでいる点です。
>これはまさに、
>>> トービンが想定した「短期資本移動の害」
>そのものです。
>---
>6️⃣ なぜトービン・タックスは導入されないのか
>理由は3つです。
>■1. ウォール街の政治力
>■米財務省・議会との人的回転ドア
>2. ドル基軸通貨体制
>資本自由移動はドル覇権の根幹
>3. G7合意の困難
>単独導入は資本逃避を招く
>👉 結果として
>「金融政策は国家が担い、為替の歪みは市場に任せる」
>という歪んだ均衡が続いています。
>---
>7️⃣ 総括(ご質問への端的な回答)
>◆FRB
>円キャリーを生む環境を作った責任はある
>しかし投機を規制する権限はない
>◆米財務省
>為替政策の正式責任者
>トービン・タックスを含む制度設計の主体
>ただし政治的に実行しない(できない)
>従って、
>>> 円キャリー・トレードを制限し、
実需原則に基づく為替形成を回復させる責任主体は
FRBではなく、財務省(+議会)である
>というのが、制度的に最も正確な答えです。
>---
>もし次に進むなら、
>■「日本側(財務省・日銀)は何ができたのか」
>■「2022年の円安は“政策失敗”か“国際秩序の必然”か」
>といった論点も掘り下げられますが、続けますか?