【社会】慶應集団レイプ事件で「新一万円札」登場に拍車か
次は誰が起用される? 慶應不祥事で「新一万円札」登場に拍車が --- 2016年10月24日 07時30分 まいじつ
慶應義塾大学の学生による集団強姦疑惑が報じられ、ミスコン開催中止という非常事態にもなった今回の事件が、とんでもないところに影響を与えている。
ミス慶應といえば、中野美奈子(36=元フジテレビ)、青木裕子(33=元TBS)、竹内由恵(30=テレビ朝日)ら、数多くの人気女子アナウンサーやタレントを輩出しているコンテストだ。慶應大学は私学の雄として知られる名門中の名門だが、その慶應の創始者は一万円札の肖像にもなっている福沢諭吉(1835~1901)、その人である。ところが、今回の不祥事で、新一万円札登場に拍車が掛かったのだという。
「1984(昭和59)年11月1日にお目見えした二代目の一万円札の福沢は、札番号の色やホログラム化などのマイナーチェンジを繰り返してリニューアルを続けています。しかし、すでに初登場から32年が経過しており、初代の聖徳太子は26年間だったので、代わり時といえば代わり時です。同じ年に登場した千円札は、夏目漱石から野口英世に、五千円札は新渡戸稲造から樋口一葉に、それぞれ2004年で代わっています。今回の集団レイプ疑惑事件は、福沢を交代させるきっかけとなり、財務省は年明けにも新一万円札の“顔”を発表するともっぱらです」(経済ライター)
今回の事件で、“慶應ブランド”は日本を代表する紙幣の顔にふさわしくないという判断がなされるかもしれない。福沢先生も草葉の陰でさぞお嘆きのことだろう。
それはともかく、では新一万円札にふさわしいのは誰なのか。戦後の貨幣史を振り返りながら、その傾向を探ってみよう。
千円札は聖徳太子、伊藤博文、夏目漱石、野口英世の4名。五千円札は聖徳太子、新渡戸稲造、樋口一葉の3名。一万円札は聖徳太子、福沢諭吉の2名。この他にも百円札に板垣退助、五百円札に岩倉具視と、明治政府の政治家が多いのが特徴だ。また聖徳太子は新札発行の1番手に重用され、金融ジャーナリストによると、「5万円札あるいは10万円札発行の際には復活する」とも言われている。
さらに、1984年の新札からは、政治家よりも文化人の起用が多く、福沢の後任も後者からの可能性が高いとされている。
「2017年の平成29年は、元号に換算すると明治150年、大正106年、昭和92年に当たります。これまでのお札で昭和に亡くなったのは新渡戸稲造と野口英世の2名だけですが、いよいよ戦後に亡くなった人物が登場するかもしれません。東京五輪を控えていることを考えれば、スポーツに関連した人物も可能性が大きいでしょう。大穴予想としては、世界初のアニメキャラクターのお札もあり得ます」(前出・経済ライター)
いずれにせよ、新一万円札が登場するのは時間の問題だろう。あなたなら誰がいい?