今回の慶応大の男子学生の行為はスーパーフリー事件をほうふつさせる。
だが、慶応大が今月4日にホームページ(HP)上に掲載した清家篤塾長名の告示文では、「互いを指名して飲酒するよう囃(はや)し立てる」「ゲームの勝敗により酒を呷(あお)る」など、未成年が飲酒に及んだことは記されているが、強姦など性的な加害行為については挙げられていない。
週刊誌で報道されることが分かった12日、慶応大はHPに「『広告学研究会』の解散命令に関わる一部報道について」と題する文書を掲載した。
文書では、「大学として可能な限りの調査を行ったが、報道されているような事件性を確認するには至らなかった」と説明。「一部報道にあるような違法行為に関しては、捜査権限のある警察等において解明されるべきであると考える」としている。