祝儀100万円受領で解雇…東大教授は「レーシックの権威」
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日本の研究機関は腐り切っているようだ。不正論文を通した理研も問題だが、教授就任祝いに多額の祝儀をもらう東大医学部も相当浮世離れしている。
大学院受験生から教授就任祝いとして100万円を受け取った男性教授が諭旨解雇処分になったのは先月28日のこと。
受験生は、11年に大学院を受験、その際、元教授は試験官として関わり、入試で便宜を図ることを示唆するメールも送っていたが、不合格。
不満に思った受験生が東大の相談窓口に届け出て、今回の不正が明るみになった。
今回の不祥事でわかったことは、東大教授になれば100万円もの大金が簡単にもらえること。国立大学の大学院の受験でも“裏口入学”が平気でまかり通っていたという事実だ。
東大は「個人のプライバシー保護の観点から教授の氏名や所属は教えられない」(本部広報室)としているが、この元教授、医学界では知る人ぞ知る世界的な権威だという。
「眼科のA氏(52)で、86年に東大医学部を卒業し、95年にはハーバード大に研究員として留学しています。
角膜再生医療の第一人者で、レーシック手術の権威ともされる人物ですね。周囲の評判も悪くなかったですよ」(医療ジャーナリスト)
東大は、「次の教授選がいつ行われるかは未定」と説明するが、東大は理研と同じで完全なタテ社会。水面下の駆け引きは、相当進んでいるようだ。
(日刊ゲンダイ2014年4月10日掲載)