様々な想いが僕の頭に脈絡もなく浮かんでは消えていった。
様々な人の姿が ソースコードで覆い尽くされたモニターの上に浮かんでは消えた。
あなたのせいじゃない、と彼女は言った。そして何度も首を振った。あなたは 悪くなんかないのよ、精いっぱいやったじゃない。
違う、と僕は言う。テストモデル作成、負荷テスト実施、再測定。違うんだ。
僕は何ひとつ出来なかった。指一本動かせなかった。でも、やろうと思えばできたんだ。
学生にできることはとても限られたことなのよ、と彼女は言う。
そうかもしれない、と僕は言う、でも何ひとつ終わっちゃいない。いつまでもきっと同じなんだ。