1977年、二人は渋谷の本多記念教会で結婚式を挙げます。こうして、仕事を夕方には終えると、夕食用に着替えて二人で毎晩、正装して食事を共にする生活が、始まりました。
二人の結婚生活は、最先端をゆく国際的日本人カップルによる新たなライフ・スタイルの提案として多くの雑誌やテレビなどで取り上げられることになりました。それはある意味「バブル時代」が生んだライフ・スタイルだったのかもしれません。当時、多くの女性たちがユーミンのライフスタイルを目指し、その先の理想には安井かずみの結婚生活を目標にしていました。(加藤和彦は、背が高くイケメンで料理もできて高収入で才能もあるまさに理想的な男性だったといえます)