ハイパーおちんちんの40代 #168

168名無しさん@Next2ch:2023/04/08(土) 21:42:53.99 ID:???

全角1191字

>> >> に引き続いて、先ずは「亀盤」

あぶらだこは木盤(その前のADK盤も)青盤が後追いでリアルタイムで聴いたのは亀盤からだったけど、鮮烈でしたねぇ・・・

中学の頃徳間から「レーベル・インコーポレイテッド」という、その時点までの日本のインディ/インディからメジャーに移ったバンドの曲をまとめたアナログ二枚組コンピが出たんでカタログ的な期待をして買ったんだけど、大半が当時UKパンク/ハードコアパンクの真似事してるバンドの曲ばかりの中で、ハッキリと光って聴こえたのが P-Model と Phew と、あぶらだこの「パラノイア」だった

まるで聴いた事が無い様な曲想と歌詞と歌唱だったんで、ちょうどCD化されたばかりの「パラノイア」収録の1st木盤を買ったら、「パラノイア」以外はまるで違う曲想と歌唱で期待を大きく裏切られたけど、ほぼ初めて体験した変拍子ロックが、これまた初めて聴く様な独特の和テイストで鳴ってて、世界が違って見えましたねぇ・・・

その後すぐにアナログで2nd青盤を買った(コレはメジャーリリースだった1stの木盤と違って完全自主製作だったんでCD化は数年先だった)んだけど、コレもまたロックを三十年以上は更新したまんまエピゴーネンなんて生まれ様が無い特異性の塊・・・単なる変拍子じゃなくって、1曲の中で奇数拍子のクロスリズムがどんどん入れ替わってあっという間に終わる、というのがアルバムに詰まってる怪盤

そこまで聴いて(当時CD化されてなかったADKのアナログ12インチEPは亀盤を聴いた後に、1万で個人から買った・・・その人が同時に売ってたその前に一番最初にリリースされたソノシートも1万だったので、それは諦めたw)亀盤リリースを待って漸くリリース

後から考えると、あれはバブル崩壊前夜で日本中が明るく浮かれてた時代の影響だったんだとも思える様な鮮やかな寿ぎに溢れた、文字通り世界に初めて生まれた種類の音楽でしたねぇ・・・今に至っても、それは微塵も更新されてませんからねw

ヒロトモの歌唱と声に拒絶反応が出る人も居るだろうけど、日本人ならば全員が懐かしさと憧憬を憶えてしまう様な言葉と音が、他の誰であっても不可能なアグレッションと共にロック楽曲として構築されてる奇跡の様な名盤です

やっぱり言葉で書き著すのは不可能だわw

コレを差し置いてゼロの「UZED」がロックの最高到達点だとするのは ↑ の理由で、日本語のネイティブ話者/日本で生まれ暮らしてる若しくは日本民族の中に刻まれてるモノが無いと芯からの感応は不可能な筈で、やはり音楽が全世界的に普遍的な芸術としての完全性を発揮するには、どの言語話者にも伝わる為の抽象言語である音と音節のみによって構築されてる必要性が有り、言葉として独立した意味を持つ具象言語での歌唱を含めた音楽を「世界最上」とするのは正しくないだろうという事です


スパムを通報

このレスがスパム・荒らしである場合は以下のボタンをクリックして通報してください。
(同意できない意見などに反対票を投じる機能ではありません)
通報

このスレッドを全て表示


レスを書き込む

このスレッドはID非表示です。