スキッツォイドマンが世に出た当時、それまでのロックンロールその他の音楽とは何の脈絡も無く生まれた突発的な創造だと言われたらしいけど、
アレってストラヴィンスキーやバルトークみたいな原始主義クラシック楽曲をロックンロール楽器編成でやってるんだと考えればそれほど脈絡から外れてるワケでもないからね
ロックンロール楽器編成で現音パートを組み込んだりしたのが当時としてはかなり奇異に映ったって事だったんだろうけど
俺が以前から続けてるこのハナシ、ロックの直近の祖である近現代クラシックの中でも、特にリズムやノリの分断で荒々しい音楽を志向した原始主義と一部のトラッドを遡った先に古代劇伴音楽が有るってのが一番本質が分かり易いんだけどね
演劇のシーンを盛り上げる為に、文字通り「劇的な」接続転換を楽曲構造に含める音楽が、宮廷に召し抱えられて理論化体系化され譜面が楽典として残ったのがクラシック
理論化体系化されずにローカルな劇伴的音楽として民間伝承で受け継がれてきたのが一部のトラッド
要は、反復主体のダンスミュージックではなく、リズムやノリを分断し動的なインパクトでアタマと身体を揺らされるタイプの音楽を好む人間が一定数居て、その目的で創られ続けてきた種類の音楽に時代時代で原始主義クラシックやら「ロック」という呼び名が与えられてきたって事です
それがエレキギターベースドラムその他って編成と、「ロックっぽい」衣装やら髪型やら「社会への反抗的な姿勢」やら「不良っぽさ」という音楽業界が商売やる為の付加価値ばかりにジャンル固定化のバイアスが働いちゃってるので、本質とは程遠い楽曲を「ロック」扱いするような出鱈目が一般的しちゃってるって次第ですよ
なので、言葉の正しい意味でのロック、ロック楽曲ってのを通説から離れて批判思考で検証してみりゃ、到底ロックとは呼べないモノが通説ロック扱いになってるのかが浮き彫りになります
>>551 以外に「ロック楽曲」を規定する条件、誰かが挙げられたら、ハナシが進むんだけどねぇ・・・口惜しそうな仔が食い下がるばっかりw