作家の知念実希人氏に110万円の損害賠償を命令 NPO理事長への名誉毀損投稿で
2024/7/9
https://www.sankei.com/article/20240709-43T3YDTVWFLOZBMSX3DYTHQLTQ/
新型コロナウイルスのワクチン接種後に死亡した人の
遺族を支援するNPO法人の理事長が、
医師でミステリー作家の知念実希人氏によるツイッター(現X)の
投稿で名誉を毀損されたとして、550万円の損害賠償などを
求めた訴訟の判決で、東京地裁は9日、110万円の賠償を
命じた。投稿が理事長の社会的評価を低下させたと判断した。
判決によると、理事長は2023年1月、
死体検案書の氏名をマスキングした画像とともに
国の死亡者公表の在り方に関する批判を投稿。知念氏はこれに対し、
書式の異なりや誤字があるとして「完全に偽造ですね」などと書き込んだ。
伊藤孝至裁判官は、死体検案書が重要な文書であることを踏まえても
「誤字があり得ないとはいえない」などとし、
知念氏が偽造と信じた理由に相当性はないと指摘した。