強い類似性を示している その理由
(1)症状の類似性
新型コロナ後遺症は、急性症状である COVID-19 の症状が消えてから2ヵ月以上、なんらかの症状が続く疾患と定義されています。
なんらかの症状とは具体的には、倦怠感、うつ症状、嗅覚障害、脱毛などさまざまです。このうち頻度が高いのは、倦怠感とうつ症状です。
一方の慢性疲労症候群は、倦怠感とうつ症状が6ヵ月以上続く疾患ですので、両者の症状はとてもよく似ているといえます。
症状の共通点としてはさらに、労作後倦怠感(PEM)がどちらの疾患においても高頻度で生じることも挙げられます。