近藤らの研究で、HHV-6は過度の就労で容易に再活性化して唾液中のウイルス量が増加し、
休息により速やかにウイルス量が減少することからHHV-6 は現代人が抱える仕事のストレスに
よる疲労刺激で簡単に再活性化する性質を明らかにしました。
HHV-6 の生存の戦略という観点からは、HHV-6 が仕事のストレスが中期的・長期的に
続いて疲労している宿主の生存の危険を察知し、
再活性化によって増殖し、他の宿主に移ることによって、
自身の生存の確率を高くしているのだと推論しました。
ヘルペスウイルスが、何らかのストレスによって生存の危機に立たされた
宿主から再活性化という形で逃げ出す様は、船が沈む際に危険を察知して
いち早く逃げ出すネズミの様子を連想させる、と述べています1)。
https://nobuokakai.ecnet.jp/info/topic/2160/
近藤