腎臓は尿を排泄するだけではなく、ホルモンを分泌する働きもしています。その一つとして、
赤血球を作る働きを促進する「エリスロポエチン」というホルモンを分泌しています。
腎臓の機能が低下すると腎臓がエリスロポエチンを十分に分泌させることができなくなり、
赤血球の産生能力が低下します。このようにしておこる貧血を「腎性貧血」と言います。
腎性貧血になると、一般の貧血と同様に動悸や息切れ、めまいや立ちくらみ、
全身倦怠感などの症状が現れますが、貧血は徐々に進行するため、気がつかないこともあります。
https://jsn.or.jp/general/kidneydisease/symptoms03.php