【音響外傷・音響性難聴について】
コンサート等で大きな音を聞いてしまい内耳に損傷を受けると、聴力が低下し耳鳴りが発生することがあります。
このような場合も、突発性難聴と同じような治療をすることになります。
広い意味で「騒音性難聴」と診断されたり「突発性難聴」と言われたりすることもありますが、「音響性難聴(または音響外傷)」というのが正確な病名です。
症状としては、耳の詰まった感じ、キーン・シャーといった耳鳴り、
主に4000Hzを中心とした高音域の聴力低下、場合によってはめまいもあります。
早期治療が鉄則で、突発性難聴と同様の治療が行われることもあります。
突発性難聴と同様、遅くとも一週間以内に治療を開始しないと多くの場合後遺症が残ってしまうので、
コンサートの後や長時間、騒音を聞いてしまった後、耳に不調を感じた場合は、一刻も早く耳鼻科を受診しましょう。
そして一度発症してしまった人で再び音楽鑑賞をする人は、再発を防ぐために「コンサート用の耳栓」を用いるようにしましょう。(ネットで買えます)