治療法の推奨度については、以下のHPを参考(Wiki「根拠に基づいた医療(EBM)」に推奨度の解説あり)
ttp://www.memai-miminari.com/SNL.html
推奨度 A:強く勧められる B:勧められる C:勧められるだけの根拠が明確でない D:行わないよう勧められる
【治療法】
副腎皮質ステロイド・・・・・・最も強い抗炎症作用のある薬。体に対する作用が大きいが、副作用もある。EBMによる推奨度B
プレドニン等の内服薬や、通院や入院による点滴投与がある。
内耳の炎症を抑え、神経細胞の酸化による死滅を防ぐ直接的効果がある唯一の治療法。
副作用があるので医師の管理が必要。 バリエーションとして鼓室内に高濃度のステロイドを注入する方法(推奨度B~C)もある。
代謝賦活剤・・・・・・製品名アデホスコーワ等。ATP による血流増加作用・代謝賦活作用。推奨度C
ステロイドに比べ副作用は少ない。ステロイド終了後などに3ヶ月程度か、それ以上服用することが多い。
ビタミン剤・・・・・・ビタミンB12。製品名メチコバール等。末梢性神経障害改善。
成分は水溶性ビタミンであるため、過剰摂取でも問題ない。 推奨度C
神経保護の効果があり、食事だけで摂取できない大容量を錠剤として服用する。
利尿剤・・・・・・突発性難聴と似た、内リンパ水腫を原因とする低音障害型感音難聴やメニエル病の治療薬。
利尿作用により内耳に溜まった余計な水分を排出する効果がある。
製品名イソバイド、メニレットゼリー等。