http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/rt/20160317_748611.html
http://av.watch.impress.co.jp/img/avw/docs/748/611/psv12.jpg
シネマティックモードは、「解像度」の体験としては横が960ドットしかない。だから、映像の解像感も落ちる
よく見ると粒状感は見えてくる。解像感重視で映像を見る、ゲームをするなら、ベストとは言えないように思える
しかし、過去の非VR型HMDと違い、本当に「数メートル先に巨大なスクリーンがある」ように見える
ソニーのHMZシリーズやグラストロンも同じ言い方だったが、
率直に言って「目の前数センチに数インチの画面」というニュアンスを超えるものではなかったが、これは違う
しかしシネマティックモードの場合、本当に映画館に一人でいるような感覚になる。真っ暗な映画館、という感触が強い
コンテンツによっては酔うことも否定してきれないため、画面の画角を大きくしてプレイすると、少々酔いやすくなる
画角が90度と最大になる「L」はそういうゲームには向かないので、他に「M」「S」と3つの画面モードが用意される
これも、「映画館のスクリーンが小さくなる」感覚だ。
この没入感と自然さは素晴らしい。
なにより、ソファなどに「ゆったり」腰掛けて楽しむのに向いている。非VR系HMDは、
リラックスして首が動くと映像もついてきてしまったが、PS VRのシネマティックモードは違う
映画館でソファに沈み込んだ時と同じ感覚になるのだ。
この体験には、解像感とは別の軸の良さがある。
同様の機能はGear VRなど先行するHMDにもなくはないが、あくまで「そういう機能を持つ動画プレーヤー」だったりする
PS4の全機能が「リラックス向け」に成ってしまうPS VRとは、ベクトルがかなり異なる。