フランスの大学には受験がない。 < kwsk!!!
フランスでは日本と比べて、留年、専攻の変更をする学生が多いのが特徴です。 2016年度では1年次から2年次に上がった学生は40%。 大学を3年間(フランスは学部は3年、院が2年というシステム)で終えることができた学生は約27%だったという数字が出ています。 この数字を見ると、フランスの大学は卒業するのが難しいように思いますが、1年次から2年次に上がる時に、専攻を変えて中退をする人がかなりいること。 そして、働きながら大学に通う学生は1年次を2年間で終えるという学生もかなりいるのです。
専攻の変更が多いわけ
なぜフランスでは専攻を変更する学生が多いのでしょうか。 「フランスには新卒採用がない〜日本とフランスの就職活動事情、6つの違い〜」 の中でも、お話ししましたが、フランスでは専攻と違う分野の職種にはつけません。 高校を卒業してすぐに、将来何をしたいのかということを明白に持つ学生の数はそんなに多くはないのです。 実際大学に登録してみて、この分野は自分には合わない、将来性がないなど、様々な現実が見えてきます。 そういった理由で、フランスの学生は専攻を変更するのです。