【テレビ】<小藪千豊>発言が韓国でも話題に…矢口真里のCM騒動に「韓国化してきている」…
お笑い芸人小藪千豊が「ワイドナショー」でインターネット上の誹謗中傷が厳しくなったことについて「韓国のようになっている」と批判した。
最近、人気タレントの矢口真里が出演したCMが放送中止となることがあった。矢口真里が不倫した過去をギャグの題材にしたためだ。
カップラーメンメーカーの日清食品のCMには矢口真里が「二兎追うものは一兎も得ず」と言い、学生たちが「これ実体験だよね」と言うシーンがある。不倫騒動をギャグの題材にしているのだ。
不快な気持ちを訴えるクレームがオンラインとオフラインで相次ぎ、結局CMは3月30日の放送開始後15日も経たず打ち切りとなった。メーカー側は「みなさんの意見を受け入れ、同CMの放送を中止する。申し訳ない」と明かした。
これらについて小藪千豊は10日、フジテレビ「ワイドナショー」に出演し「一時期『怖い』と思って見ていた韓国のよう」と評した。
小藪千豊は「数年前に韓国でタレントやアイドルがネットで整形や恋愛で叩かれて自殺に追い込まれたりしているのが報じられた。僕らは“ネット社会”の韓国ではタレントがすごく攻撃されて息苦しくしてるというのを『うわー嫌だな』と見ていた」とし「今それをみんなが真似してる。あれだけ韓国のネット社会を見て嫌だって言ってたのに、今日本がそうなってきている」と語り、危機感を表した。
これについて日本のネットユーザーは「そう、日本や韓国の問題ではなく、環境づくりと人との相互作用があるだけで、条件さえ整えば日本も同じだ」「特に最近は女性にもっと厳しい基準となっている」などのコメントを寄せた。
脳科学者としてテレビ出演も精力的に行っている茂木健一郎氏は10日、自身のブログに矢口真里のCM中止騒動について「この程度の演出で、批判が来て中止になるのか」と書き込み、疑問を投げた。
茂木氏は特定の芸能人に対する強い批判が放送中止の理由とされていることについて「どうも、世間(の一部)は、特定のテーマ、人物に対して、たとえそれが薄められていても、許容しないような、一種のアレルギー反応のような心理状態になっているようです。この程度のCMで中止とは、今の世の中の不寛容の程度が計測できて、興味深いです」と語った。