☆☆☆☆★名作とは思わないが、今の世代に必要なガンダムだと思う
ポケモンのようなデフォルメが強いキャラクターデザイン、
深くなくわかりやすい説明とせりふ回し、
典型的な対局図式、
これは子供向けのガンダムです。プリキュアとかと並んで放送される枠のアニメのような。
そう、正しく子供向け。
ファーストについて熱く語るおっさんたちの酒の肴ではなく、
本編関係ないキャラ同士の交流の妄想にふける腐女子の餌ではなく、
円盤とフィギュアに湯水のように金をつぎ込むマニアや
cm単位でMSの全高を覚え、どの武器が最強か議論を戦わせるオタクのためではない。
子供が「なんかかっこいい」とガンダムを好きになるような。そういう作品。
こういうのがないと、いつかガンダムは「マニアが観る古典」になってしまいそう。
正直、「エヴァ」はそうなりかけていると思う。
ストーリーも世代をまたぐものだけど、作品そのものも世代をまたいでつないでゆく、そういう位置づけに感じた。
作品そのもので言うと、∀などには及びもつかない内容だと思うが、
50代の親父と20代半ばの息子と幼稚園の孫が並んで垣根なく観られるシリーズ作品はそうあるまい。
そういう意味でもAGE(エイジ:世代、時代)と冠された作品じゃないのかな。