中日新聞 新春特集 グランパス 風間監督のホンネより抜粋（聞き手・荒井隆宏、浅井俊典）
─攻めるのが好きなんですね。
いま米国の法律ドラマの「スーツ」や「グッド・ワイフ」を好んで見るんだけど、彼らはやられてもすぐ次を繰り出す。
あれをみると「すごいな、俺もまだまだ甘いな」と思っちゃいますね。
─昨季は1試合平均のホーム入場者数の最多記録を更新するなど、ファン、サポーターの後押しも大きかった。
名古屋のサポーターは敵地でも相手より声が大きくて迫力がある。今はサポーターの応援歌で、経過時間やリズ
ムが分かるようになってきました。
─昨季最終節の湘南戦後、スタンドに向かって「皆さんはサポーターを超えた」と言いましたが、その意味は。
それを感じたのは最終節の試合中でした。0-2から1点返した後だったかな。まだ追いかける試合展開なのに、
「楽しめこの時を」って応援歌が聞こえた。すごいなって。これはここにしかない、俺達にしかできないことだなって。
サポーターも強くなっている。だからサポーターという通り一遍の名称じゃなくて、名古屋だけの愛称をつけた方が
良いと思いました。アイドルも、それぞれのファンに愛称があるそうですね。試合の後で娘から聞いたんですが。