■罪無き人を殺し続ける不発弾の処理にもっと力を!
かつてアメリカ合州国がラオスにばらまいた
クラスター爆弾によって、
罪の無い多くの人人が今だに殺され続けている。
にもかかわらずアメリカ合州国は、
そのラオスにおける大使館の新築のためには
1億4500万ドル(およそ175億円)もの金を
費やしておきながら、
身(み)ずからがばらまいた不発弾の除去のためには
1200万ドル(およそ14億4000万円)しか
出さないのだという。
新しい大使館を建てるための費(つい)えなどは
たとえもっと抑えてでも、
かつて身(み)ずからがばらまいた不発弾を
ラオスからきちんと除き去るために、
アメリカ合州国はすべからく力を注ぐべきだ。
アメリカ合州国によるベトナム侵略戦争に
かつて加担したわが国にも、
その中で米軍によってばらまかれた
ラオスの不発弾の処理に
しっかりと貢献していく責任が有るはずだ。
自衛隊の元隊員たちによって作り設けられた
「日本地雷処理を支援する会」が
そうした取り組みを
現地で地に足を着けて行なっているという事は、
わが国にとっての誇りでもあり、
かつ救いでもある。