> 知恵のない人々(1617) < > 2025-R.7-10.24-NO.3633 <
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* 悪人たちの国家(1315) *
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「保守政治家の時代は戦争に負けた日に終わっている」 保守政治家に取って武力が全てのようで何故か
哀れなように感じる。現首相の演説は民主主義の首相とは思えない余裕のない内容だった。民主主義
では政治家は国民の代表であり、政治家自らの意見ではなく主権者である国民の意見を述べる立場で
あり、国民を守るとか国を守るとかは現実に国民が危険を感じない限りは政治家は密かに思っていれば
いいのではないか。安全保障で税金10兆円程度の防衛予算を使うようだが、国家予算の10パーセント程度だ。
防衛予算はGDP(国内総生産)での割合で示しているが国民に分かりやすいのは国家予算での割合では
ないか。防衛予算が10兆円であれば国家予算の1割であり、非常に多いのではないか。10兆円と言えば
一万円札を積み上げると100キロメートルの高さに成る。この莫大な予算を何に使っているのかと思うが、
保守政治家が政権を取っている限り、無駄なことに使っているのは間違いないのではないか。
保守政治家が言うところの安全保障上の不安定とはどのようなことなのか。民主主義の日本を攻撃する
国が本当にあるのだろうかと改めて思うと、民主主義の日本を攻撃する国はどこにもないのではないか。
勿論、保守政治家が憲法改正し、自衛隊を軍隊にして、日本を世界で誇れる国にしたいがために軍事力の
増強と戦前のように他国の資源を奪い経済的に強固な日本を作ろうとすれば、他国の国々は以前の
軍事大国に恐れを抱き、戦争へと発展するかもしれないが、現在のように民主主義の思想を持ち続ける
ことで、他国との戦争は決して怒らないと断言できるのではないか。
世界で起こっている戦争には、それぞれ意味があり、諺に「火のないところに煙は立たない」と言う意味深な
諺があるが、戦争には国家間の避けられない理由があるのではないか。大な理由には他国への恐れ、
他国と敵対しお互いの軍事力に恐怖心を抱き戦争へと、主権者の過度な欲望も戦争を誘発する。過去への
恨みも戦争になる恐れがある。
ただ、全ての戦争は回避することが出来る。それは人の心、国民の心ではないか。優しい心、融和な心、
以前日本の政治家が「人の命は地球より重い」と他者の言葉を引用したが人の命を大事にする人は
決して戦争はしないし、過度な敵対心は持たない。そんな優しさが現首相に感じられない。
日本の現在は軍事力で守られているのでは、民主主義における自由と平等と公平な国民の努力によって
守られている。