高齢の親が中年の子の生活を支える「8050問題」は、高齢化社会における深刻な社会問題です。
子の将来を案じる親の不安につけ込み、高額な費用で「自立支援」を謳う
悪質な業者の存在も指摘されています。
友蔵さん(仮名/80代)には、50代になるひきこもりがちな息子のヒロシさん(仮名)がいます。
ヒロシさんは高校を中退して以来、短期間のアルバイト以外に仕事の経験がなく、現在は無職。
普段の外出は家の近くのコンビニエンスストアに行く程度です。
高齢の友蔵さん夫婦と同居する実家から、ほとんど出ることがありません。
ある日、友蔵さんがスマートフォンを何気なく操作していると、「ひきこもりの子に集団生活をさせ、
社会に適応できるようにする」と謳う業者の広告が目に留まりました。友蔵さんは妻に相談し、
断腸の思いでヒロシさんをこの業者に預けることを決意します。
友蔵さんはヒロシさんに気づかれないように業者と連絡を取り、契約を結びました。
そして、中国地方にある施設で3ヵ月間生活する費用として、400万円を支払ったのです。
そして、友蔵さんの手引きで屈強そうな男性数人が家に上がり込み、突然の来訪にパニックになった
ヒロシさんを半ば抱きかかえるようにして車に乗せ、中国地方の施設へと連れていきました。
ところが、ヒロシさんが連れて行かれてから1ヵ月が経ったころ、突然ヒロシさんが自宅に帰ってきたのです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb15a9fcbfec19c3bad41199e9e2da76e19b3d43