エレン・ブラウン女史が語る、「MMT実証国」の日本に消費増税が不要な理由 #5

5番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2024/03/06(水) 11:14:43.57 ID:???

──政府がお金を刷ればよいわけですね。

 もう1つ大事なのは、お金が誰によって、どのように創られているかを知ることです。流通しているお金の95%以上を民間銀行が創っています。銀行にお金を借りると、私たちの銀行口座に数字が書き込まれますよね、それが生まれたお金なのです。銀行が大金を持っているわけではなく、数字を書き込むだけです。それでお金が生まれます。

 つまり銀行は、マジックのように無から有を生み出しています。銀行はこのようなマジックを行ってよいと、国家によって許可されているわけです。お金を創るのはもともと国家の仕事ですが、現代の多くの国では民間銀行に任されています。借りたお金には利子が付きますが、利子の分のお金は創られていません。そこで現在、流通しているお金の中から利子を払わなくてはなりません。つまり世の中では常にお金が不足しているので、競争が生まれます。

 ──利子が諸悪の根源ですか。

 そうはいいません。利子や複利は5000年前のシュメール文明の時代から存在しています。当時は年利30%でしたが、ジブリという救済処置がとられました。たとえば支配者が替わると、それまでの借金を返さなくてよいとされます。当時の貸主は神殿(神)や支配者でしたから、そのような救済ができました。現代では民間銀行から借金するので、救済してもらえないわけです。

● アベノミクスは 成功しているのか

 ──ところで、現在までのアベノミクスをどう評価されますか。

 第一の矢である金融緩和策は成功しましたね。第二の矢である財政出動は不十分でしょう。もっとお金を消費者のポケットに入れてあげる必要があります。お金を使う人がもっと増えないと、第三の矢である企業活動にも活気が生まれないでしょう。

 ──どうしたら消費者のポケットにお金を入れることができるのでしょう。

 日本はほぼ完全雇用なので、仕事を増やすために政府のお金を使う必要はありません。そうなるとお金をつぎ込むのは、社会保障や幼児教育・大学教育の無料化、女性が働きやすい環境をつくることなどになるでしょう。投資してもすぐに利益の返ってこない分野にお金を使うべきです。

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