それから岡田斗司夫のほかの本も読み、彼の周辺にいる人の本も読んだ。それが唐沢俊一。
唐沢俊一の本を読むと、まさに博覧強記といった印象で、こんなにも知識を持っている人がいるのか、と驚いた。
そして、自分はこう思った。「オタクであることは最先端のライフスタイルで、知的なことなんだ」と。
この価値転換は自分のなかですごい衝撃をもたらした。今まで自分がなんとなく卑下してきたことが、そのまますべて肯定の材料となるのだ。
それによって自分は胸を張ってアニメやマンガに接するようになった。オタクならあれもこれも詳しくなくちゃ、と読書の量を増やした。
それによって毎日が楽しくなったし、本を読むことによって、世界の見方も増えていった。
そして、いつしか自分は岡田、唐沢らの本を読まなくなった。