新型コロナの患者の場合、インフルエンザに比べ集中治療がより必要となる事情もある。治療に要する時間は平均して最大で2倍に達するともされる。
子どもに関しては18歳以下の入院率はインフルエンザに比べ低いことが判明。ただ、新型コロナ感染で入院した5歳以下の集中治療室(ICU)への入院率はインフルエンザ患者よりはるかに高かった。
この違いについて研究者グループは、自然的な免疫機能やワクチン効果が一部作用している可能性に言及した。
INSERMは、新型コロナの患者の重症化を防ぐ効果的な治療方法が見いだされていないなか、今回の研究結果は全ての物理的な防御対策や効果的なワクチンの重要性を示していると主張した。
(おわり)