https://www.youtube.com/watch?v=0JmiEq2lgYc&list=PL8DC3E5CBCC2C137D&t=7m35s
岩上「それは『当たり前ですよ』と仰らず、何とか変えていくことは…」
仙波「私はしません。私は全員自供させたし、全員無罪ではないですよ。けど他の警官はそれをやりかねない。
だって逆に、調べて全部まとめた。そうしたら、犯人の弁護士が被害者の女性に何十万円というお金を積んだために、被害届を取り下げるんですよ。
私達が何日もかかって書類作って実況見分して捜査報告書を書いて、こんな書類作ってですよ、さあやろうと思ったら取り下げですよ。
特に告訴が要るような事件については、告訴取り下げられたらダメでしょう。
そんな事を体験しますとね…。そういったことにかけた労力は評価ゼロですよ。
そんな事よりは、犯人作ってでも一件上げた方が、
『おお、お前今月一件やったのか』
となるでしょう。だったらそっちへ流れちゃう警官が多いですよ。」
岩上「困ったと言うか、そんな状態じゃ安心して生活が送れませんよ。」
仙波「だから警察署長以上で、ろくに調書取れる人が何人いますかね？
私は一割以下だと思いますね。調書をとって仕事が出来る人は、署長になれませんから。署長にならないから。仕事に自信がある人は、ゴマすらないから。」
岩上「あー…」
仙波「仕事ができない人は、一所懸命上納金出してね…。だいたいお歳暮、お中元というのは、上司が部下にその（部署の）部屋で言うんですね。『ウチはタンスがいっちょ古うなってねえ」。ということはお歳暮でタンスを持ってこいという意味ですよ。
そしたら誰かがデパートから何十万というタンスを持っていくわけですね。そのあくる日に朝礼で、「タンスはもう直ったんだよねえ。次は冷蔵庫が古くなってねえ』と、こう言うわけです。それ当たり前ですよ。お歳暮お中元というのは当たり前。
岩上「本当に勘弁して欲しいですね…」
https://www.youtube.com/watch?v=0JmiEq2lgYc&t=15m06s&list=PL8DC3E5CBCC2C137D
仙波「お歳暮、お中元というのは当たり前。私がそれをしなかったときに、私のことを気にかけてくれていた上司がこう言いましたよ。
『君、どうしてしないんだよ。』
というから、
『何をですか？』
『お歳暮、お中元だよ』
『何でしなきゃいけないの？ 僕が貰いたい方だよ』
と言ったら、
『じゃあ君はなにか。単身赴任で二年間行く間に、いくら余分なカネがかかると思っているんだ。君がここでお歳暮、お中元を包めば、二年三年の単身赴任がなくなる。単身赴任で行ったらキミ年間100万円は余計に要るよ。三年間で３００万円も余分にお金が要るのに、その半分をお歳暮、お中元にしたら、被害が半分で済むだろうが。』
と。これですよ私の上司が。」
https://www.youtube.com/watch?v=0JmiEq2lgYc&list=PL8DC3E5CBCC2C137D&t=10m43s
岩上「このある意味、すごくセコイ話じゃないですか。このすごくセコイ話が積み重なって、毎日毎日冤罪が生み出され、それが当たり前だと感覚が麻痺して、そして出世にひびき、警察の上層部が腐敗していき、あげく腐敗した組織全体を防衛するためには、もはや何をやっても構わないと思っている。
そして警察だけでなく検察の背中を押し、あげく日本の国政や国運を左右してしまう。自分たちのダーティな私益を守るための政治家、自分たちのイエスマンであるような政治家だけしか当選させない。あるいは都合の悪い人間を徹底的に追い落としにかかる。
国を左右する話が