横浜市や横須賀市でことし6月以降「異臭がする」といった通報が相次ぐなか、横浜市によりますと、12日に横浜市保土ケ谷区にある消防の庁舎で採取された臭いのする空気を分析した結果、ガソリンなどに含まれるイソペンタンやペンタン、それにブタンなどの物質が通常の大気中よりも高い値で検出されたということです。市は直ちに健康に影響を及ぼすことはないとしています。
横浜市によりますと、検出された化学物質のうちイソペンタンとペンタンは通常の大気中の10倍以上の量が検出されたということです。
また、ブタンは通常の3倍ほどで、化学製品の原材料などのエチレンやアセチレンも通常の2倍程度検出されたということです。
市はこうした物質の発生源は不明だとしています。
市によりますと、化学物質が発生した原因については自然に由来するのか人工的なものなのかも含めて「現時点では想定できない」ということです。
そのうえで「こうしたデータを積み重ねて県や国と情報を共有しながらしっかり検証していきたい」としています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201013/k10012661501000.html