【電通】元電通マンが激白する、「上級国民」の無法地帯 「勤務中に突然殴られて頸椎骨折」「警視総監の子息がコネ入社」 #6

6番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2020/10/10(土) 12:16:25.96 ID:???

ネットの台頭に焦る旧態依然の経営陣

そうした文化をどう思うか。

藤沢 電通マンとしての根性や気合いが磨かれた部分もあるので、100%否定はしないし、感謝の念も持っている。

しかし、あまりにも古いし、時代にそぐわない面がたくさんある会社だ。

今は、クライアントにべったりくっついて仕事を取ってくるような時代ではない。本当に知恵を持たないとマッキンゼーなどコンサル会社に勝てない時代になっている。

どうすれば勝ち残れるか。

藤沢 マスメディアが落ち込み、インターネットが伸びてきた中、マスコミに依存してきた電通は、「マスコミという下りのエスカレーター」から、「ネットという上りのエスカレーター」に乗り換えられるかが鍵になる。

電通がネットの台頭に置いていかれてしまうと感じたのは、2000年代初めに登場したネット上の仮想世界「セカンドライフ」だ。

そこで不動産やお金をやり取りし、それが現実社会の利益につながると想定されたが、大失敗した。

電通の役員が「ネットというメディアが来ました」と言ったら、当時の社長が「買い切れ」と言ったという笑い話がある。

上層部はネット媒体もテレビ番組のような「買い切り」で通用すると大いなる誤解を抱いていた。

しかし、今はさすがに危機感を持っている。13年に4000億円で英広告大手イージス・グループを買収した。

これが、いい方向に行けばいいが、逆に乗っ取られる可能性を危惧している。

元同僚に伝えたいのは、安穏としていられないということ。本気になれば革命を起こせる力があるのに、既得権益にあぐらをかいて勝った気になっていてはいけない。

元電通マンとして、電通に「昔はよかった」という体たらくにはなってほしくない。素晴らしい人材がそろっているのだから、抜本的な改革を期待したい。

藤沢涼 1979年鹿児島県生まれ。2001年慶応義塾大学理工学部システムデザイン工学科卒業後、電通入社。テレビ局、営業局などに所属。12年電通退社。13年、インターネット広告を手がける株式会社Lamirを設立し社長に就任。

(終)

このスレッドを全て表示


このスレッドは過去ログです。