東京・池袋で親子2人が死亡するなどした事故で在宅起訴された飯塚幸三被告の初公判が8日、開かれます。被害者参加制度を利用し、裁判に参加する遺族の思いを取材しました。
旧通産省工業技術院の元院長、飯塚幸三被告は2人を死亡、8人にケガをさせた過失運転致死傷の罪に問われています。
この事故で、妻の松永真菜さんと娘の莉子ちゃんを亡くした松永拓也さんが、今の心境を語りました。
松永拓也さん「妻と娘に対して思うことは生前も今もまったく変わらない。愛しているということと、感謝しているということ。(飯塚被告には)しっかりと2人の命、自身の罪と向き合ってもらって、私たち遺族としっかりと向き合って頂きたいなというふうに思っています」
被害者参加制度を利用して、松永さんも裁判に参加します。
松永拓也さん「私たちの気持ちとか苦しみとか悲しみをしっかり加害者に伝えることによって、この先、生きていく、遺族だって生きていかなければいけないですから、愛する人を失ってもその生きる力につながっていくだろうと裁判に対しては思っています」
初公判は、8日午前10時から開かれます。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20201007-00000222-nnn-soci
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