「上級国民」は他人の気持ちや考え方を理解するのが下手、新研究で明らかに
他人がどうなろうと知ったことじゃないといった風な、いわゆる「上級国民」のニュースが物議を醸すことが多々ありますが、どうやらこれが科学的にも正しいことが示されました。詳細は以下から。
横柄な暴言を何年にもわたって延々と繰り返してきた政治家や、9人の死傷者を出す暴走事故を起こしながら救護の姿勢すら見せなかった元官僚など、いわゆる「上級国民」と呼ばれるような人の中には眉をひそめざるを得ない人間性の人物が多々存在しています。
海外では「ノブレス・オブリージュ」という信念が重要視されているようですが、実際には26人の超富裕層が世界の半分の富を牛耳っているのが現状です。
もちろんこうした事情の根底には現在世界を覆いつくすグローバリズムという名の新自由主義の跋扈がありますが、ではそのような富めるものをさらに富ませ、再分配を拒否するシステムが作り上げられる裏には何が潜んでいるのでしょうか。
ジャーナル「Personality and Social Psychology Bulletin」に掲載された新たな研究によると、社会の高い階級に属している、いわゆる「上級国民」は他人の気持ちを理解することが低い社会的階級の人々に比べて下手であることが判明しました。
研究を主導したカリフォルニア大学アーバイン校に所属するPia Dietzeさんは「私たちは現在のアメリカ社会の経済的な不平等性への疑問について研究を行いました。金銭や教育といったリソースにどれだけアクセスできるかが、他人に関する情報をどのように処理するかへの影響を調査しました」と述べています。
以下ソース
https://buzzap.jp/news/20200910-higher-class-worse-at-reading-mind-of-others/
2020年9月10日18:30 by 深海 Buzzap!