改憲派法学者の小林節教授「自民党議員が馬鹿すぎて嫌になった」 #4

4番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2020/09/14(月) 01:20:30.04 ID:???

――2年前、安倍首相が積極的だった「96条先行改憲論」を「裏口入学」「近代国家の否定」と批判したことが大きな反響を呼び、その後、96条改正の議論はしぼみました。

彼らは「たかが手続き」と言って国民をたぶらかして、自分たちが触りやすいように変えようとした。俺が批判したことをみんなが報道してくれたから、世論調査でも反対が多数になった。でも彼らは「たかが手続き」と思っているから、裏口入学をあきらめて表口から土足で入ってきた。

――硬性憲法だから柔軟な解釈が必要だという指摘もあります。

改正しにくいのは憲法の本質。そうでないと権力を統制できない。それに硬性憲法だからこそ、みんなで議論して納得ずくで変えていけば、その後の行動に規範力が生まれる。裏口入学みたいに海外派兵して、民意がバックアップしているのは危ないよ。

――学生団体「SEALDs」のデモで、雨の中で演説したことが話題になりました。

あれは6月4日の「爆弾発言」の翌日だった。昼間に取材を受けて、夜は娘の劇団の公演を、妻と2人で見に行こうと思っていた。ところが、取材に来た記者が、国会前のスピーチのことを教えてくれた。僕らは学園紛争の世代で、機動隊との殴り合いを経験している。僕は勉強していたから見ていただけだったけど。あの暗い雨の中で、ヤワな子供たち、機動隊につぶされると思った。そしてこれは憲法を守る戦いだから、つぶさせてはならないと思った。

到着したら、記者たちが20人ぐらい俺を囲んで、道がふさがった。「ここは公道だから空けてください」と機動隊が言った。振り向いて「バカヤロー!」と怒鳴ったらおとなしくなった。我々は憲法で保障された表現の自由を行使している。「ここは公道だから」と植え込みに押し込められていた学生たちに、機動隊に怒鳴り返すパフォーマンスを見せたかった。そして、憲法を守るために正しいことをやっているという、問題の本質を語った。

娘の演劇には間に合わなかったけど、あの場にうちの姪といとこの子がいたことも知った。明らかに代々、自民党に入れていた家だよ。その翌週から、樋口陽一先生(東大名誉教授)ら、先生たちが次々に激励に来て、つぶされずに大きくなっていった。我が意を得たりだね。

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