巨匠アニメ監督「40代が自分を高校生と思い込んで観てるのが日本のアニメ」「世界で恥ずかしい」 #3

3番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2020/03/11(水) 00:55:54.90 ID:???

隙間狙いの日本は「不健康」

――だから、穴場になっているってことですか?

穴場なんですよ、単純に。ニッチなんです。なんだけど、同じ傾向でありすぎはしませんか? つまり、日本のアニメーションってなんで一色なんですかってことの方が、むしろ問題だと思っています。日本にだってポル・ポト虐殺のことを映画にしようとする人がいてもおかしくないし、なぜいないのか。そういう歴史的な出来事、ドキュメンタリー的な作品を作る人が日本にいておかしくないし、いてもいいんです。逆にアメリカにいてもおかしくないですよ。だけど、日本には、隙間狙いの、みんな同じようなアニメーションしか作る人しかいないんだとしたら、それはおかしいですよ。むしろ、そこは不健康だと思います。

――新千歳空港国際アニメーション映画祭に取材に行ったのですが、ラトビアや韓国から来た監督に、なぜ日本アニメは世界で人気があると思うかという質問をしました。そしたら、「あなたの言うアニメはジャパニメーションという一つのジャンルにしか過ぎない」と言われ、世界にはそれ以外のアニメーションがたくさんあると逆に指摘されました。

その通りです。日本のアニメーションの中にジャンルが一個しかないのはおかしいと思いませんか? だって今は、『名探偵コナン』まで同じジャンルに入っているんですよ。名探偵コナンは少なくとも子供向けとして始まったはずなのに、いつの間にか同じ「隙間向け」のジャンルに入ってきているじゃないですか。おかしくないですか?

――コナンは子供向けじゃないんですか?

ないんですよ。子供向けは全滅しましたからね。夜7時台のテレビアニメーションから子供アニメ全くなくなりましたから。映画で作られているのは、『ドラえもん』、『アンパンマン』、『ポケットモンスター』、『妖怪ウォッチ』、それから『プリキュア』など。これって、何年同じものを作っていますか? 20年ですか、30年ですか。ドラえもんは50年です。

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