「死ね」「ぼけ」「殺す」 看守が受刑者に暴言繰り返し懲戒処分 松山刑務所
松山刑務所（愛媛県東温市）は6日、受刑者に「死ね」「ぼけ」「殺す」などの暴言を繰り返したとして、男性看守（29）を減給5分の1（3カ月）の懲戒処分にした。
同刑務所によると、看守は2019年3～11月ごろに受刑者が作業する工場で、勤務中に複数の受刑者に対し「お前らみたいな犯罪者の言うことは信じられるか」などと暴言を繰り返したり、幹部職員が巡回に来た際に挙手などで自身に知らせるようにさせたりした。看守は「一時の感情で言ってしまった」などと釈明しているという。
同11月中旬ごろ、受刑者が出所にあたって書いた感想文に、この看守から工具を隠されたと訴える記述があり、調査を実施し発覚した。看守は受刑者と接点のない部署に異動させたという。中沢豊所長は「公務への信頼を損ねるものでおわびする。研修などで指導を徹底する」とコメントを出した。
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