https://www.youtube.com/watch?v=Tf5ZNiruFxA&t=1m27s&list=PL8DC3E5CBCC2C137D
仙波敏郎 元巡査部長「裏金から話がそれましたけどね、冤罪もそうですよ。
冤罪というのは、ふつうちょっとした捜査ミスというふうにみなさん思われるんですね。そうじゃなくて、犯人が誰か、とにかく誰でもいいから作らないと裏金が作れないんです。」
岩上「クラクラしてきました。『犯人は誰でもいい』って、これがとんでもないわけですよ。そこに…」
仙波「私はそう思わないですよ。
私はしませんけど、でも、警察に42年間おったら、そんなことはごくごく自然の行為ですよ。
『犯人は誰でもいい』。被害自転車をそこらへ置いて、それで誰かが乗るのを待つんだから。現場の警官は。
そこでまたがったら、即逮捕してもいい。そこで刑法犯一件じゃないですか。
そんなにおかしいことですか？」
岩上「いやいや、おかしいことですよ。一瞬『そうですね。』と言いかけている自分が怖いんですけれど…」
https://www.youtube.com/watch?v=0JmiEq2lgYc&list=PL8DC3E5CBCC2C137D&t=7m35s
仙波「私はしません。私は全員自供させたし、全員無罪ではないですよ。けど他の警官はそれをやりかねない。
だって逆に、調べて全部まとめた。そうしたら、犯人の弁護士が被害者の女性に何十万円というお金を積んだために、被害届を取り下げるんですよ。
私達が何日もかかって書類作って実況見分して捜査報告書を書いて、こんな書類作ってですよ、さあやろうと思ったら取り下げですよ。
特に告訴が要るような事件については、告訴取り下げられたらダメでしょう。
そんな事を体験しますとね…。そういったことにかけた労力は評価ゼロですよ。
そんな事よりは、犯人作ってでも一件上げた方が、『おお、お前今月一件やったのか』となるでしょう。だったらそっちへ流れちゃう警官が多いですよ。」