イチローからのメッセージ 最後の「イチロー杯」で
大リーグのマリナーズなどで活躍し、ことし現役を引退したイチローさんが、出身地の愛知県豊山町で長年行われてきた少年野球大会の最後の表彰式に出席しました。
平成8年からイチローさんの出身地、豊山町で行われてきた「イチロー杯」はイチローさんが現役を引退したことなどから、ことしで終了することが決まっていて22日、イチローさんも出席して最後の表彰式が開かれました。
このなかでイチローさんは、今月、高校と大学で野球を指導するのに必要な研修を受けたことを伝え「別の場所で会うことができるかもしれないので、野球を続けてください」と話しました。
そして「今は先生たちが厳しく教えることが難しい時代なので、自分自身を自分で鍛えてほしい」と激励しました。
小学生から「どこに行ったらイチローさんの指導を受けられますか」と質問されると「特定の学校の常勤にならなければどこにでも行くことができるので、来てと言ってくれればかないます」と答えていました。
このあと大会に出場した東海3県の180チームのうち上位3チームが表彰され、イチローさんは一人一人にメダルをかけ、健闘をたたえました。
優勝した豊田市の「山之手少年野球クラブ」の小学6年生の福田昂樹くんは「イチローさんから直接指導を受けたいので、野球を続けたいです」と話していました。